大好きな君へ



「わりぃ、待たせたな。」

「別に平気だよ?あっ、ジュリアは
陸のこと知らないんだっけ!?」

「うん…」

「じゃあ紹介してやるよ♪」

日向はそう言ってあたしを三代川陸の
方に向けて、

「陸、こいつ月宮ジュリア。今度お前と
同じクラス。俺の彼女の親友なの♪」

「月宮ジュリアです…よろしく。」

イケメンを前にすると緊張するなぁ…(笑)

「三代川陸です。こちらこそよろしく。」

イケメンは何を言ってもカッコいいなぁ
なんて思ってると。

「あっ!!そうだ。いいこと思いついた♪」

いきなり日向が言い出した。

「俺、沙羅と帰るから陸、ジュリア
送ってけよ♪」

「「はぁ~!?」」

あたしと三代川陸でハモってしまった。