大好きな君へ



「おっ、ジュリアじゃん!!久しぶり。」

「日向!!久しぶりだね~♪」

「ジュリア何組だった?」

「あたしはA組だった~!」

「A組って…陸いるっしょ!?」

「陸…?あぁ、三代川陸のこと???」

「おぅ!!」

「いるよ?女の子達がすごい騒いでた…」

「あははっ!!やっぱそうなったか~!」

なんか日向がめっちゃ笑ってる。

「なに?三代川陸と知り合いなの?」

「知り合いもなにも…俺ら幼なじみだし。」

……

「「えぇ~!!?」」

沙羅と見事にハモった。

「ったく…おまえら声がでけぇよ…」

「なになに!?そうなの!?」

「おぅよ!!家が近所だからな♪」

「へぇ~…びっくりだわ~…」

あたしがそう言うと、

「おぃ、日向。」

あたしの後ろから声が聞こえた。

振り返ってみると、

「おぅ!きたか、陸!!」

そこにいたのは…三代川陸でした。