大好きな君へ



おじさんの家は病院から歩いてすぐ。

「ただいま~」

「こんにちは~」

すると、奥さんの紗季さんがでてきた。

「お帰りなさい…って、ジュリアちゃん!!」

「えへへ♪お久しぶりです♪」

「キャ~♪会いたかったわ!!」

紗季さんにぎゅっとだきつかれる。

紗季さんは背が高くて、すごく美人。
しかも看護婦さんの資格も持ってる。
あたしの憧れの人。
あっ!今は育児休暇中だからお家にいるの。

「ぱぱぁ~」

かわいらしい声が聞こえてきた。

「お~♪夏音たん♪」

そう言っておじさんが抱き上げたのが…

あたしのかわいらしい姪っこの夏音ちゃん。

紗季さんに似てて、ちょーかわいいの♪

今2才で、やっと話せるようになってきた。

「ほら、夏音たん?ジュリお姉ちゃんだよ?」

おじさんがそう言うと…

「じゅりたん!!」

あー…ヤバイな。連れていきたい(笑)

「夏音た~ん!!」

おじさんから夏音ちゃんを受け取って
抱っこする。

「じゅりたんだぁ!!」

顔をすりすりしてくる夏音ちゃん…
もうきゅんきゅんする♪

「はーい!!そこまで。さぁさぁあがって!?」

紗季さんに夏音ちゃんを預けてお邪魔する。