「ん~!空気が気持ち良い!」
あたしはうんっと伸びをして田んぼを左手に砂利道を歩いた。美恵子おばさんの家からほぼ一本道の町に唯一あるスーパー。
10分ほど歩いていると「小店 愛の屋」と書かれた少し錆びた看板が見えた。
「いらっしゃ~い」
30代のおばさん方がレジから声をかけてきた。みんな優しくにっこりと微笑む。確かにそれほど大きくはないけれど、品揃えもなかなかのスーパーだった。
あたしは美恵子おばさんに書いてもらったメモを片手に買い物カゴを抱えた。
しばらく商品を見定めていると、
「あんた見ない顔やけぇね」
ハムを選んでいた手を止めて声の方に顔を向ければショートヘアの髪を明るく染めた田舎には似合わない美少女がいた。
