「大生、いい?」 「あぁ。」 学校の近くの川の河川敷に座っていた。 今日はルイの好きそうな空。 「俺さ、まだやっぱりルイちゃんが好きだ。 人の女とるなんてことはしない。」 「俺はそれ以上にルイが好きだ。」 「大生、バドでヘアピンって技があるんだ。 ネット前で攻撃するやつ。」 あぁ、ルイが好きって言ってたやつか。 「その技に、この恋似てんだよ… 少しずつ惚れてって、少しずつ知って。 その技で点が取れると、切ねぇんだ。 そうやって終わってく。」