姉貴がいなくなった部屋は、なぜか寂しかった。


『何もかも打ち明けるだけが親友なのか?』


歯を食いしばって打った。


『そんなに信用できないか?』


ショウヘイの気持ちもわかるけど…

ルイが好きなのは俺であって、
俺が好きなのはルイなんだ。
ルイは俺のものになったんだ。
俺の彼女になったんだ。


『親友と好きな人がカブって、
 コクったら成功した
 なんてなかなか言えねぇよ。
 ショウヘイは大切な親友だし、
 ルイだって奪われたくない。』