『学校では言いにくかったから、メールにした。
 俺って、そんなに信用できないか?』

ショウヘイからのメールだった。


「姉貴、わりぃ。メールきた。」

「わかった。頑張って。」


姉貴の『頑張って』の意味はわからなかった。
だけど、だけど…なんとなく…
なんとなく、意味はわかった。



『そーじゃないけどさ…』

『俺、本気でルイちゃんが好きだ。
 正直、今でも大好きなんだ。
 大生に嫉妬してる。』