いつもの朝
いつもの空
いつもの学校

あたし宇野梨々菜
は海山高校の2年生


朝は毎日早く学校に
行く

理由はただ1つ
”松本日向“先輩を
見るためだ

日向先輩はサッカー部で
毎日朝練をしている

それを三階の教室で
見つめている

すると後ろから

「オハヨー」

抱きつかれた


抱きついてきたのは
同じクラスの
一番仲の良い

城 雪音だった

「また今日もあの先輩に見とれてんのー?笑っ」

「そーですよー悪いー?」

とふてくされながら言うと

「別にー」

雪音は髪の毛がショートですごくボーイッシュ
な性格でいつもあたしの
ピンチを助けてくれる

「てゆーか朝から暑苦しーよ!」

「はいはい。」

はいはい。って
はい。は一回でいんだ!

雪音はあたしが日向先輩のことを好きって知っているんだ

「いつまで見とれてんのー!?」


「もう少しだけ見とくー」



あたしが先輩を

好きになった理由は…