べー、と舌を出させ、 多分患部だと思われる位置に、 俺の舌を這わせる。 向出は少々驚いたようだったが、 大人しく、されるがままだ。 自分から何かをしてこようともしない。 今の所、さっきよりはお利口だ。 彼の血の味を確認し、舌を離す。 そして尋ねる。 「ちょっと飴?」 それに対し、笑顔で答える彼。 「ごちそうさまです!」 満更でもないようだ。