「こら、やめなさい」 際どい位置に、微妙な力加減で加わる力。 ……急に室温が高く感じる。 これ以上どうにかならないように、 彼に制止を掛けた。 「いやいや、スキンシップだから!」 そう言い終えると彼は深呼吸。 動きは止まったけれど、 これはこれで問題がある。 「嗅ぐな!」 「犬だから!」 「それでも嗅ぐな!」 何これ。 言ったからには服従しろよ。 いう事聞けよ! どうしてやろうかと思っていると、 少し離れた所から声をかけられた。