「簡単なコトだよ。 俺声楽だろ? 音大行きたいんだけど、 附属からいきたいんだよねー」 イラっとくるノリで、 彼はスラスラと言う。 「でさ。 そン時に、面接で 実技が入るんだ。 声楽の時に、 岬ちゃんに 伴奏たのめないかなーと 思って!」 「ふーん」 間髪入れず、 柊荘司は相づちを打った。