その言葉を消すように、 警備員を引きずった 岬菜野花が叫んだ。 その光景には、 彼ばかりでなく、 皆の驚きを誘う。 教師はすぐに 警備員に事情を説明した。 解放された菜野花は、 柊荘司の制服を掴む。 「伴奏…っ! やらせて下さい…!! お願い…っ」