「高嶺悟っ!!」

放課後になった途端
実験室へ走っていく。

どうしてだろう。
恋をした瞬間に高嶺悟かやたらに格好良く見える。


「うわっ、なんだよ」

抱きつくぐらいの勢いで高嶺悟に突っ込む私のことを驚いたように見る。


あぁ、やばい。
格好良すぎる……。


「つかお前、そんな走んなよ
またぶっ倒れんぞ。」

「へへへ。」

高嶺悟の隣に座りながら
髪を整える。


「ん?なんだよ」

あまりにジッと見つめてたみたいで、高嶺悟が眉を潜めながら私を見た。


「い、いや。なんでもない」

っぱと目をそらす。


あぁ、やばい。
いつもはどんな話してたっけ?