最低男に恋をして。




「もう…
茉莉子なんて……
信じられない!!」

え、えぇ…?

「絶交よ!!」

おいおい…。
小4かよ。

「もうっ…
誰も…
信じられないんだから…」


ボロボロ泣き出した麗華は
廊下を走り出した。



「っあ、麗華っ!!」

追いかけようとした私の腕を
『悟先輩』が引き止める。


「お前バカか。」

険しい顔の彼が
私を睨んだ。