最低男に恋をして。




「……か……は…し…


おいっ!!
高橋茉莉子っ!!!」

「ハヒっ!?」


驚いて起きあがると、
苦い顔をした高嶺悟。


「っえ…?
なんで、なんで高嶺悟?」

「はぁ。」

深いため息の後、
私の頭をぐしゃぐしゃにした。


「ちょっと!やめてよっ」

「バァカ。」

どうやらここは保健室。


カーテンで区切られた中、
高嶺悟が私のベッドの傍らに座っていた。