最低男に恋をして。




「ふふふ。
幸せ……。」

「なんだよ、急に。」

「いつも思ってるよ。


ん?」


「………茉莉子。
今すぐ行こう。」

「え、どこに?


っふぇ!」




手を掴まれて
歩きだした。


「…悟?」


「抱きたい」




「へ……?」







こんなに真っ直ぐ言われてしまったら
もう、
なにも言えなくて。



「…うん。」



繋いだ手、
力を込めた。





実はまだ
その………。

行っていない私たち。



二回目の記念日に
『大切にしたいからいくらでも待つよ。』
そう言った悟。