最低男に恋をして。






「へ?」



なにを今さら……。



「好きだよ。」



恥ずかしげもなく
頷くと
悟は数秒間止まったあと
いつもみたく意地悪に笑った。




「あぁ、バカ。
すげー、バカ。

そうだよなぁ。
茉莉子だもんなぁ。」

「え?なに?なにが?」

「…茉莉子、好きだよ。」

「…っへ!?

うわっ!」



繋いでた手を引き寄せられて
自然と悟の胸のなかへ。



「ははは。
バカだ、すげーバカだ。」

「バカって誰が?」

「茉莉子は知らなくていい。」

……むぅ。

本当は無理矢理にでも聞き出してやりたいけど
今日は許してやる。



だって。

彼の心臓
バクバク言ってるから。