「茉莉子が、無理してるの、見てて…なんか、もう…耐えられなくて…。」 「ごめん…」 私なんかより、加奈子の方が辛かったのかもしれない。 せっかく親友だって言ったのに相談もしないで、 勝手に1人で悲劇のヒロイン気取ってて。 「加奈子、ありがとう…」 私のために泣いてくれる親友が居たのに。 また、勝手に孤独になろうとしてた。 「ごめん、ごめんね、加奈子…」