最低男に恋をして。




「あー、おもしろ。
待ち受けにしよっかなぁ」

「あんたねぇ…」

っあ、そうそう。
自己紹介が遅れました。


私、高橋茉莉子。
この春この高校に入学したピチピチの高校1年生16歳。

友達は断じて少なくない。
自分で言うのも難だけど、むしろ多い方だと思う。



「あー、出たよ。
茉莉子のため息。

こっちまで幸せ逃げる。
シッシッ」

「はいはい。」

適当にあしらって机に伏せた。


先ほどの理由からわかるように私は昨日ほぼ寝てない。

謎の外国映画を見ていた。


それが物凄いよくて!!
過呼吸になるぐらい泣いた。