「っえ!?」

「だから、祭。
行きたくないなら別に…」
「行くっ!!」

夏休みも中盤にさしかかったある8月の日。

毎日とは言わずとも、
しつこいぐらいかけてる電話で高嶺悟が、言った。

『一緒に祭に行かないか?』
と。


「ふ。わかった。
じゃあまた詳しく決めたら電話するから。」

「うん」

「またな」

「うん…」

私の返事を待たずして切られた電話。
いつもは寂しいはずの行動でも今日は嬉しくて、誰かに伝えたい。



「私…高嶺悟と…お祭…


キヤァー!!!!」