最低男に恋をして。




麗華に合わせて私も笑ってみた
穏やかな春の夕下がり。




「あはは、はは…」

「茉莉子!今度またドリンクバー行こっ!!」

「あ、うん。」











笑う麗華の横で
必死に笑顔を続けていた私は
まだ、気づけなかったんだ。














この先の毎日が、
どんなに眩しく、
美しいかなんて。