最低男に恋をして。




「ひぇ?」

「変だろ、今日。」

その姿勢を変えないまま言う高嶺悟に、
ドキドキする。
を通り越して、胸が苦しくて
息が出来ない。



「なぁ、どうした?」

頬を撫でられて、
ビクンと体が震えた。


「なぁ…」

…なんで、そんな苦しそうな声出すのよ。



苦しいのは、私の方だよ。