「なんか、あったか?」

優しい声に、尋常じゃないほど胸が飛び跳ねた。


「え?あ…いや…

ぅわっ」

あまりに近い顔にのけぞって後ろに倒れそうになる。


「ちょ、お前っ!」


――ドン―

凄い音がして、左肩が痛い。


「いてて…」

ゆっくり目を開くと…












「…き、きゃぁ!!!」

目の前に高嶺悟。