FRUIT MIX.




「 ほんと。だからそれ着た苺見て、凄い嬉しかった。でも蛍が選んだのか…苺に選んで欲しかったな。」


「 なんかゴメンナサイ…」


「 でも嬉しいよ。ありがとう。」


祐司さんは優しい笑顔で私を見下ろして、またキスをした。




コンコン、



私はビックリして体を離す。


「 ちぇ。いいトコだったのに。」



少し拗ねた祐司さんは、さっきと違って子供っぽい感じがキュンとくる。

ひょこっと蛍ちゃんが顔を出した。


「 ゆうじん、苺ちゃん襲ってないよね?」


「 蛍…いいトコだったのに邪魔すんなよ。」


バシッ!


「 何してんだよ!この変態ジジィ!」