携帯が…ない。


嘘!どこに忘れてきたんだろう?


転けた時に鞄からでてしまったのかと思い周りを見渡してみたが、携帯はない。



その前に塾っ!!!

絆創膏は後ででいいから
走らないと!



走りに走って
ギリギリ間に合った塾。


「 苺、どうした?足から血が出てるけど」


幼なじみの真司が心配して喋りかけてくれた。

真司は私より遙かに頭がいい。だから私は真司の通っている塾に通い出した。


「 あぁ、さっき転けた。」


すると真司はブッと吹き出して笑い出した