FRUIT MIX.




屋上のドアを開けると雲一つない青空が広がっていた。


「 暖かいを通り越して暑いねぇ!私暑いの苦手なのに。」


なぜか無理に明るくしている私がいた。


「 苺なにかあった?」


真司は心配そうに聞いてきた。
でももう真司には心配かけないようにしないと。
ずっと心配してくれてたんだから。



「 何にもないよ?どうしたのいきなり!」


「 お前馬鹿だろ。」


馬鹿って………
ひどくない?


「 馬鹿って……私軽く傷付いたんだけど。」