トコトコと廊下を渡り、ペタペタと階段を下りてリビングにある電話の受話器に耳を当てた。 「 はい、お電話かわりました。苺です。」 『 悪いな、朝早くに。』 「 いえ。てゆうか普通に私の携帯にかけてくださいよ。」 『 かけても出なかったから家に電話したんだろうが。』 あ、かけたんだ。 なんかごめんなさい、祐司さん。 「 って、なんで家の番号知ってるんですか?」 『 苺のお母さんに聞いた。』 いつの間に………