ベッドに寝転びながら、ケンジは仲間たちの書いた日記を何度も読み返した。


その短い文章の一文字一文字から、裕美への気持ちが伝わってくる。



ケンジは、ゆっくりとベッドから起き上がると、部屋の隅にある机の上のスタンドにスイッチを入れ、ゆっくりと深く椅子に腰をかけた。