‥‥‥‥‥



「えへへ〜♪」

「もお、なな、ニヤニヤしちゃって、キモいよ」

「えへへ〜♪」

「なな‥(苦笑)」



あの後すぐ真由美とちかが来て、一人教室でニヤニヤしていた私を見つけて本気で気持ち悪がっていた。

課題を進めながらさっきあった事、秘密は除いて‥
とにかく、わけあって"優くん"と話せて、覚えててくれたって事を言ったら、二人ともすごくびっくりしてた。
二人とも、すごく喜んでくれた。



「♪♪♪」



課題を終えてからもテンションが浮きっぱなしな私に、ちかは何度もキモいと言う。
でも、これは止められないの。
何を言われても、テンションは浮いたままだった。



「でもよかったね、なな。これで普通に話し掛けられるじゃん」

「うん♪♪♪♪‥♪」

「‥‥‥‥(苦笑)」



なんでも♪を付けて返す私に、真由美とちかは終始苦笑。



そんなときなのに、私は嫌な噂を耳にしてしまう。