それから、優くんは黙ったまま夕焼け空を見てて。 私は何も聞けなかった。 けど、思ったんだ。 例えフリだとしても、私は優くんの近くにいて。 "皆のもの"と今日の女の子達が言ったこと、私も以前言ってたことを思い出して。 振られても構わない、だから 優くんに告白しよう。 「(振られるのは目に見えてるけど‥)」 だから、今このときだけ。 このときだけは、優くんの隣にいさせてほしい。 そんな我が儘を夕焼け空に訴えかけながら、 私と優くんはしばらく、黙ったまま綺麗な夕焼け空を見続けた。