「健とはうまくいってるの?」


「うん。楽しいよ。」


奈美は嬉しそうに話す。
そりゃあ、あんなに彼女思いだと嬉しいよね。



「あっ、健たち発見!!」


奈美は走って行く。

あたしのこと考えてよ。


あいつといる時間を1秒でも短くしたいのに。



「凛も早く!!」


「あ・・・うん・・・・。」


奈美のテンションを見て、言いにくくなってしまった。


仕方ない。


今回だけは奈美に合わせてあげるか。