「凛!!!」 奈美があたしを追いかけてきたみたいだ。 「来ないで!!!」 あたしは大声を出した。 「助けてくれて、ありがとう。」 「別に。」 あたしでも分からないから。 どうして、こんなことしたのか。 いつものあたしだったら、女子の付き合いとか嫌いだから、ただ見ているだけだった。 でも、どうして? 「凛、ごめん。あたし、凛とは親友だから、学校辞めてもなにも変わらないって思ってたんだ。でも、凛にとっては違うんだよね?取り残される身になって、あたし考えてなかったから。本当にごめん。」