「だから、姉貴の代わりにあたしが組長になった。それだけの話。」

高倉は強がっているように見えた。

なんか、大変だったんだな・・・。


でも、その後はやっぱり冷静な高倉に戻っていた。


高倉は眠くなったのか、俺に寝ると告げた。


「じゃー俺、しばらくここにいる。」

寝顔みたいし。


「好きにすれば。」


俺がいても、普通に寝始める高倉。


高倉は、数分で眠りに入っていた。


俺は寝室に戻るとき、そっと寝顔を覗いた。



「なんだ、可愛いじゃん。」


俺は寝室に戻って、眠りについた。