「もうこの世にはいない。」 少し寂しそうだった。 あんな強気の高倉が。 「じゃあ、隆平は・・・。」 もしかして・・・・ 「姉貴が死ぬまでずっと傍にいた彼氏。今は、普通に過去にとらわれないで生活してるみたいだけど。」 「そうだったんだ・・・・ごめんな。」 だから、隆平の奴、俺のこと・・・。 さっきこいつが俺の理由に納得してくれたのが分かる。 仲間が大切だってこと。 そして、姉ちゃんのことが大好きだったってこと。