馬鹿。


龍哉の馬鹿。

馬鹿馬鹿馬鹿。


優しすぎるんだよ・・・。

高校のときからずっと。


はじめに会ったときから、そうだった。


不思議なかんじがした。


最初は、一緒だなって思ってたけど


違った。


龍哉はあたしよりも断然明るい道歩いてて


あたしをその明るい道に連れて行ってくれた。



そんな龍哉が・・・・




「考えとく。」



今はまだ、言えないけど
いつか言う。


龍哉の掴んだ腕の部分が
ほんのり温かかった。