「凛ちゃん、待って。」


尚くんがあたしの腕をつかんだ。

つかむ強さはほんとに弱かった。

振り払うことだって、できるけど、

ほってはおけない。



「俺ね、凛ちゃんのこと・・・好きだよ。」


「また、嘘でしょ。」


「ほんとだよ。だから・・・正直もう限界。」


「バカ・・・。」


尚くんは起き上がって

あたしにそっとキスをした。

触れるくらいのほんのちょっと。



そして、あたしを抱きしめる。



「今日は約束守れない。」


「・・・尚くんの変態。」



そして、ベットに連れて行かれて

体がひとつになった。