「じゃっ、また機会があれば。」 「おぉ。俺、大抵は飯田のとこにいるから。」 「うん、ばいばい。」 なんか、ちょっと悲しかった。 10年前に戻れた気がしたのかも。 戻ってこないのにね、時間は。 「凛!!!!」 あたしの名前を呼んだのは健だった。 走って、あたしの元へやってくる。 「はぁ、はぁ・・・隆平・・・・倒れた。」 え?? 隆平?? 倒れた??? 「西病院に、いるらしい。」 あたしは、急いで西病院に向かった。 隆平はあたしの恩人だから。 行かなきゃ!!!!