「俺がコクったとき、怒ったよね?だから、好きな人いるのかなぁって思ったんだよね。で、よく見てたら、タッツーかなって。」
「なにそれ。」
・・・・
たしかに、好きだったのかもしれないって今思うんだ。
ただ、関係が崩れるのを怖がったのかもしれない。
振られるのが怖かったんだ。
もし、あのときに戻れるなら、
龍哉に言いたい。
好きって。
「そーだ!時間ある??」
「ないけど・・・・なに?」
内容が気になる。
「よかったら、俺のバー来ない?格安にしとく。」
飯田、バーなんかやってるの?
ちょっと行ってみたいかも。
あたしは、行くことにした。

