「龍哉に言わなくて、いいのかよ・・・・。」 「龍哉?関係ない。」 「だって、お前、龍哉のこと・・・「そんなわけない!」 隆平の言いたいことはすぐにわかった。 でも、そんなのうそだって思う。 「龍哉、毎晩、お前のこと探してるんだぞ?」 「え?」 「誰にも言わずに、な。俺にも言ってくれなかった。ただ、健が教えてくれた。」 「そう・・・・なんだ。」 龍哉らしい。 でも、探さないで。 あたしを見つけないで。