「頼むから・・・辞めないでくれ。」
あたしの両腕を掴んで
眩しいくらいにあたしの瞳を見て
頼んでいる、龍哉。
「龍哉のお願いでも・・・・それだけは聞けない。」
誰かの頼みでもなく、
自分で決めたこと。
それに、
このまま組に戻っても、
みんながあいつを許してくれない限りは
ずっと気を遣ってしまうと思う。
そんなんじゃ、組の意味がなくなって、みんなが穏やかに過ごせない。
そんなら、あたしは・・・・・いなくなったほうがいい。
「凛のことだから、そうだとは思ったけど、俺は、凛の組長姿、結構好きだったんだけどな。」
「あっそ。もう、カンケイないよ。」

