静まり返った空気。


「冗談っすよね?」


「本気だよ?嘘はつかないって言ったろ?」


「凛!!!」


奈美、いつもごめん。

勝手に決めちゃって。

だけど・・・・組長として


自分で決めたかった。

誰にも相談せずに。



「あたしは・・・・許したいから。もう過去にとらわれるのは嫌なんだよ!!!!」



龍哉のあの姿を見て、そう思ったんだ。

前を向いていなくちゃ、

生きていかなきゃ、


誰かを傷つけることになるって。