「あたしの姉貴のこと話したよな?」 「ちょっとだけな。たしか・・・・「もう死んだんだ。」 ここまでは話したから問題ないだろう。 だけど、この後から問題だ。 「まぁ、死んだというよりも・・・・殺されたんだ。」 龍哉は目を大きくしていた。 驚いているんだろう。 「あたしの姉貴、組長やってたって言ったでしょ?組長として仲間助けに行ったらその場でわなにかかって殺されたんだ。」 そのことを知ったとき、あたしの心は真っ黒な心をしていた。 憎しみ、悲しみ、怒り、 いろんなものが混ざっていた。