隆平の家の前に行くと

健と龍哉が待っていた。



「凛のばーか!考えてることくらい、分かってるつーの!」

健はそっとあたしの頭をなでてくれた。

その手はいつもの健の手ではないような、温かさを感じた。


「一体、なにがあったんだ?」


その言葉に体がビクッとした。


話さなきゃいけない。


なにがあっても。



「龍哉、話あるんだ。2人だけで。」


「お!もしかして、愛の告白か?」


健・・・お前・・・・・

「は?」

あたしはあえて優しくした。

健だからな。



「冗談です・・・。」




おびえてるし。