「せやねん。最初から凛に買いすぎるなとは言うたんやけどなぁ~。こいつ、バカだから、俺の言うこときかへんねん。」


壱夜はそう言って

あたしの荷物を持ってくれた。


壱夜、ありがとう。



「ふ~ん。そっか。明日、ちゃんと学校来いよ。」


「は~い。じゃあね~。」


ふぅ~。

驚いた。


壱夜は横で笑っていた。


なんで?



「これでよかったん?」


「・・・うん。」


あたしにできることはこれくらいしかないから。


こうして、壱夜の家に向かった。