「龍哉・・・・凛が目を覚ましたときの言葉、分かってんだろうな?」 「・・・・あぁ。」 凛、 お前は最高の総長だ。 俺にはまだわからないけど 組以外で命をかけて守れるものがあるって すげぇよ。 「高倉さん、目を覚ましましたよ。」 看護士の一言で俺達は病室に入った。 凛はまだ傷が痛そうだけど 目はくっきり開いていた。 「凛、ありがとな。」 “ごめん。” じゃなくて “ありがとう。”