「ここです!!!!!」
あたしは、その声とともに急なブレーキをかけた。
まぁ、安全に着くことができたからなによりだ。
それにしても、意外と基地はあたしの組の基地と比べて
小さかった。
ブレーキの音に驚いたのか
虎組のみんなが外へ出てきた。
「はやく、手当てしてあげて。相当、ボコられたはずだから。」
「・・・・この人は・・・・俺達を・・・・助けてくれたんだ・・・・。」
虎組のみんなは、3人を基地の中まで運んだ。
「ありがとうございました!」
「・・・・総長は?」
あたしはあえて、総長と呼んだ。
一応、礼儀ってやつ?
「副組長とどこかへ出かけられたみたです!」
「そうか。じゃあ、あたしはここで。」
「あの!名前は?」

