あたしはサイドカーつきバイクで来たから・・・・
まぁ、二人はそこで我慢してもらうしかない。
救急車も呼ぶことできねぇしな。
「なぁ、お前らの組の基地に案内してくれ。」
「は、はい!!」
「一人はあたしの後ろに乗って。二人はサイドカーでシートベルト付けて。」
まぁ、一応サイドカーも二人乗りだしな。
あと、偽免許も持ってるし。
大丈夫だろう。
「ここから、近いんで安心してください。」
あたしの気持ちを読んだのか、一人がそう言った。
「じゃあ、飛ばすぞ!」
あたしと龍哉の仲間は、組の基地に向かって出発した。

