「隆平、姉貴のこと忘れてもいいから。」 「は?」 「姉貴は・・・隆平のこと大好きだったと思うから。」 あんまり姉貴としゃべらなかったあたしだけど、 隆平が来ると 姉貴は、あたしに嬉しそうに話してくれたから。 だから、 そんな悲しい顔しないで・・・・。 「俺さ、今でもあいつのこと好きだから。」 「でも、「俺の心の中にいる、あいつ。」 隆平の部屋には姉貴との写真が飾られていた。 姉貴・・・・ 幸せだな、こんなに思われて。