「見たことのない花だな。

花の色も鮮やかな薄い緑。」

「魔法の花だ俺の作ったオリジナル。


水の入った花瓶に入れとけば一生枯れない。」



「…。

顔に似合わずなかなか風情のあることをするんだな。」

「それは、アレだな。

ギャップ萌え。」


「萌え?」

「つまり、

例えるなら…

翡翠の巫女服が可愛いってことだ。」

「な!?

くだらんことを言ってないで迎えにくる場所まで行くぞ!!」


「まったく、本心なのに…」

「だ、黙れ!」





こうして幽霊屋敷騒動は終わった。