魔法の戦士《bellator》

「なんか、新婚みたいですの。」

可鈴がモジモジする。


「可鈴、私がいるんだけど…」

圭が言う。

「来てたのか?」

幸大が言う。

「私もいるわよ?」

テナが言う。



「まぁ、ちょうど良いや。

実はな、明日から用事が…」




幸大が皇からの依頼について、可鈴と圭に話した。


「…というわけだ。」


ゾクッ、


「何だ?

今、ドアから殺気が…」

幸大が玄関を見た。


ガチャッ、

ドアが開くとそこには…

「奈々!?」

「ダーリン、私に許可なく外泊するつもりだったんですか?

しかも、翡翠さんと…」

「いや、べつに遊びにいくわけじゃ…」


「ダーリンはやっぱり私がちゃんと見てないといけませんね?


ダーリン?」

「な、何だ?」

「手錠と、首輪。

どっちが良いですか?」

奈々がその二つを手に持っていた。

「何でそんなの持ってるんだよ!!」

幸大が言う。


「本当はダーリンとこれで大人の遊びをするために遊びに来たんです。

これは私が装着してダーリンにはこのリードを持ってもらおうと思いましたが、

どうやら、逆が良さそうですね?」


「まて!

おちつけ!

話し合おう!!」